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今回は8月24日から札幌で行う「MEDIA DESIGN2006」にて放映する風景素材をSIDE-B Film代表冨重氏と俳優部所属金田文雄氏にて北海道ロケを行いました。
機材AG-HVX-200とFirestore Focus FS-100を使用し、撮影形式は1080/24P

HVX-200及びFirestore Focus FS-100初使用の俳優金田文雄氏からの見た撮影記録です。

それではどうぞ。

2006年7月9日

一日目

今回の撮影はPanasonicのカメラAGHVX-200のプロモーション用映像の素材として北海道の広大な景色を撮影しようという試みである。

私の仕事は、カメラを持つ冨重氏のアシスタントとして、Firestore Focus FS-100というハードディスクの設定、モニター各種の配線、管理、そして北海道ナビである。

Firestore Focus FS-100は、2.5in/5400rpm/8MBキャシュ/100GBのHDDが使用されており、DVCPRO/DVで約7.2時間、DVCPRO50で約3.8時間、DVCPRO HDで約1.9時間の記録が可能となるポータプルHDD。

Firestore Focus FS-100はファイヤーワイヤーケーブルをカメラに接続し直で記録。
テープチェンジも無ければ、テープ代もいらないという製品である。

注意点としては、撮影前の設定を間違えれば、映像を記録できなかったり、一日中走り回って撮影したものが、いざパソコンに取り込む際にパソコンへ情報が行かないという事を引き起こすので、作業には気を使う。

この日の撮影は札幌大通り公園、テレビ塔、時計台、旧北海道庁。

天候は曇り。光量を必要とするHD撮影ではコンディションとしては良くない。

一日目は、札幌市内の撮影で終了した。


2006年7月10日

二日目

二日目は、私が北海道撮影で最もいい画が撮れるとみこしていた、美瑛、富良野編である。

しかし、天気が悪い。

だが本日を逃せば後半は天気が崩れる一方なので、雨の降らない今日いくしかない。

美瑛に着き、僅か一時間足らずの晴れ間で色彩のあるものをとりあさった。
やはり構図は素晴らしい。まさに恵みの太陽である。

そして、富良野へ。
現地につきカメラをセッティングし、ファインダーを覗くとやはり愕然とした。
あの富良野の広大な畑、ラベンダー、美しい木々なども青空があっての素晴らしい景色であり、曇り空の下では、その素晴らしさはすっかり身を潜めていた。

いくら高性能なカメラであり、広大な土地をもってしても、これほどまでに画にならないものなのかと、落胆の表情色濃い二人は、美瑛ー富良野を後にした。

その後は、藻岩山からの札幌市内の夜景撮影に行く。
そこで見た夜景は180度オーバーの素晴らしいものだった。
北海道の澄んだ空気が東京ではまず考えられない程遠くの街のネオンを浮かび上がらせていた。あれ程の大パノラマは私自身初めてである。
しかし、撮影は恐ろしい突風でカメラがブレすぎ、まともにパンもできない状況だ。

2006年7月11日

三日目

朝七時に起きると外は晴れていた。しかしこの太陽も午前中のみというタイムリミットとの戦いで、午前中に走れるだけ走った。

北海道庁、ちざきバラ園、羊ヶ丘展望台(クラーク博士の場所)、モエレ沼公園、晴れた空の下での北海道の映像に二人とも、ひとまず胸を撫で下ろす。

その後、小樽へ向かう。
やはり曇ってきて、これでは小樽運河も画にならない。ここで夜のライトアップを撮ろうと作戦変更。その間に積丹半島に向かう事にした。


2006年7月12日

四日目

この日はニセコへ向かったのだが、ついに雨が降り出した。
しかも霧の量が半端ではない。絶景ポイントとして心待ちにしていた蝦夷富士は見る影もなかった。
しかしそんな中、山道を進んでいるうちに二人はなんだか不思議な世界に入り込んできている錯覚に陥り始めた。
霧と、見たこともない木々や植物のせいである。
その光景はなんとも幻想的で素晴らしいものであった。

二人は雨の中、夢中でカメラをセッティングし始めた。

そして、その日の目的地、神仙沼に着く。
その名前の由来は、
「そこに来た者は誰もが、神や仙人になったような気分になる」というもので、
この日の霧の演出が、その気分に拍車をかけていた。
そこであらゆる植物、木々、池など魅力的なモノを撮り続けているうちに、この日はあっという間に過ぎて行ってしまった。
この日の映像は本当にみなさんに見ていただきたい。

高性能カメラはその幻想的な雰囲気を見事に写しだしていた。
この日ばかりは天候の悪さが幸いしたようだ。

そして、札幌に帰り、夜の札幌の街を撮影し、北海道撮影終了。
日付が変われば、東京へと帰路につきます。

最後に私が最も特筆すべきは、

北海道の空気のおいしさは言葉にならない。
この季節にして湿気を感じた事は一度も無かった。
みなさんには、できることなら、北海道の素晴らしい映像と共にこの空気のおいしさを最も伝えたかった。


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