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『秋桜残香(コスモスザンカ)』『秋桜残香』スチール

今回は2005年3月26日(土曜日)にDUエキシビジョン上映会で試写上映した『秋桜残香』を製作した SIDE-Bの冨重代機代表と撮影を担当された竹下 権カメラマンにお話を伺います。

『エナメルの足音』

SIDE-Bの結成はいつですか?

冨重代表:1998年です。その年にSIDE-B企画・制作映画『エナメルの足音』という作品を製作。 第3回インディーズムービーフェスティバルに入選し、渋谷アップリンクシアターにて上映イベントを開催しました。

『MIX』

1999年にはSIDE-B企画・制作映画『MIX』を製作開始しました。携帯電話をモチーフにしたストーリーでオムニバス形式なんです。 主人公が過去に深い傷を負い、自分探しの旅の途中、ある男との出会いから手にした携帯電話の番号が記載された紙、 その一部が破れて末尾が消えていて10通りの電話番号をかけてゆく。その先にあるストーリーを0、1、2と順番に訪ねて、 それぞれの話が構成されていくというものです。

『夢の希地』

2001年にはSIDE-B企画・制作映画『夢の希地』を製作開始。「将来の夢」というものをテーマに描いたロードムービーです。 この作品は第6回インディーズムービーフェスティバルで準グランプリに選ばれました。

竹下さんはいつ頃加わったんですか?

竹下カメラマン:『MIX』の製作途中から参加して『夢の希地』では撮影を担当しました。

竹下さんは映画の撮影経験があったんですか?

竹下カメラマン:いいえありませんでした。その当時制作会社で働いていて、ビデオカメラは仕事で使っていたんですが。 作品にめぐり合って初めてのめり込んだ感じです。

『秋桜残香』

今回の作品『秋桜残香(コスモスザンカ)』について

冨重代表:『秋桜残香』を制作したきっかけは、今年2005年は「終戦60周年」。 我々現代人は戦争を体験した事はありませんが戦争というものを後世に伝えていく義務があると感じています。 二度と起こしてはいけない「過ち」を『秋桜残香』という作品で表現してみました。 「戦中」という時代背景を表現する事の難しさをつくづく感じさせられた作品ですね。 勉強なくして良い作品は生まれないものです。ロケも10日間という日程で茨城県で制作しました。 天候にも悩まされましたが、なんとか満足ゆく作品に仕上がったと思います。とても精神的に成長を与えてくれた作品です。

『秋桜残香』茨城ロケ

今回の『秋桜残香』までにも着実に作品を完成させてきたわけですが 、スタッフの中に映画製作のプロはいたんですか?

冨重代表:いいえ、いませんでした。僕は既存の「映画製作のセオリー」には興味が無いんです。 むしろ「知らないことのメリット」の方が大きいんじゃないでしょうか。 自主映画を作りたいと思いながらあれこれと考えすぎて躊躇するよりも「あたってくだけろ」で動いてしまったほうが話は進むものなんです。 たとえば『秋桜残香』にはプロの役者さんにも出演してもらってるんですが、プロダクションに企画を持ちかけ、 熱意さえ伝われば出演のOKも頂けるものですし、さらにはプロダクションのほうから「是非に」というような協力をもらえたりもするんです。

スタッフ・キャストのみなさん

プロの作る映画と違い、自主制作の映画が陥る問題の第一は作品完成への責任感が途中で薄らいでしまうことなんです。 ですから、その責任感を持続させる為に、明確な目標や完成後のビジョンなどについてスタッフと常に話し合い気持ちをひとつにした上で、 舵取りをしていくことが必要なんです。

スタッフの集め方については?

僕の企画の進め方はいつも、まず、核になるメンバーを集めて、企画内容と作品に対する想いを説明する。 それを理解してくれたメンバーとはビジネスを超えた繋がりが出来るんです。 まず信頼できるメンバーと、作品と共に成長してゆくなかで自然に個人の役割を確立させることが先決ですね。 チームの結束力が一番だと感じています。そしてチーム全体が成長すれば作品も良くなっていくのではと思っています。 チームが同じ目標に向かってゆくことが必要ですね

竹下カメラマン

撮影での技術的な壁というのは感じましたか?

竹下カメラマン:『秋桜残香』ではSDX900を使って撮影したんですが、初めてこのカメラに触ったのが撮影の一ヶ月前で、 基本的な扱いは出来ても応用は作品作りの中で学んでいった感じです。 それでも作品を見た方から「画がきれいだった」と言っていただけてその点では満足しています。 ただ周辺機材の問題やカメラのセッティングなどで「こうやっておけばよかった」ということが後で出てきたのは事実です。 ですから作品の最終形、DVDにするのかキネコでフィルムにするのかなど全体を見通した上で撮影に入るべきだと思います。 そうしないと編集でカラコレしても色がいじれなかったりといった問題も出てくるんです。 こういった事さえ押さえておけば後はその都度、試行錯誤を重ねていけばいいんだと思います。

冨重代表:撮影後の技術的なサポートではDUさんに非常にお世話になりました。 ポストプロというかたちでDUさんと関わりを持てたことはSIDE-Bにとって大変貴重なものでした。 僕は独学で始めた映画制作ですが、技術的な面でプロの方のアドバイスを頂けた事は作品のクオリティーに大幅に影響力を与えたと思います。 アドバイス頂けた事を今後の作品作りに活かして技術面での向上を計りたいと思います。

今後の予定を聞かせてください。

冨重代表:『秋桜残香』の上映及び販売などを考えています。詳しくはSIDE-Bのサイトをご覧下さい。

次回作は?

冨重代表:来年には新作の撮影に入る予定で現在準備しています。 次回作では今まで築いてきた我々の経験を突き詰めて、今までの作品で納得できなかった部分を一つ一つつぶしていくような作業をして、新しい事にチャレンジしていきたいですね。 内容についてはまだ内緒です(笑)。お楽しみに!

今後のSIDE-Bの活動はDUホームページでも紹介させていたきます。 本日はありがとうございました。

『秋桜残香(コスモスザンカ)』の予告編
>> http://homepage.mac.com/rie_sugita/cosmos/iMovieTheater26.html (別ウインドウが開きます)

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SIDE-Bのホームページ>> http://instinc.jp/side-b-film/(別ウインドウが開きます)